ミノキシジルを有効成分に持っているAGA治療薬は、代行通販サイトやドラッグストアなどから簡単に購入できます。
ですが、簡単に購入できるからといってだれでも利用できるわけではありません。
ドラッグストアから購入できても、立派な治療薬にはかわりなく、使ってはいけない人が使ってしまうと、最悪の場合命に関わる事態になりかねないのです。
そこで、利用するまえに、自分は使っても問題ない人なのかどうかを確かめておきましょう。
ミノキシジルと併用してはいけない薬
ミノキシジルの作用から、併用してはいけない薬がいくつかあります。
・鎮痛剤(イブプロフェン、ロキソプロゲンナトリウムなど)
・片頭痛薬(スマトリプタン、イミグランなど)
・ヒスタミンH2受容体拮抗薬(ファモチジン)
・ED治療薬(シルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィルなど)
・降圧剤
ミノキシジルは細くなった血管を広げて血液の流れをよくする作用があります。
併用禁忌薬とされている薬は、おなじ作用を持っていたり、正反対の作用を持っていたりする薬がほとんど。
併用してしまうと、作用が増強されてしまい副作用が強く出てしまったり、作用を打ち消し合ってしまってどちらの効果も得られなかったりしてしまうのです。
ED治療薬との併用は厳禁!
ミノキシジルを使ってAGA治療をする場合、プロペシアやザガーロといったAGAの進行を根本的に食い止める治療薬と併用する人が多いもの。
プロペシアやザガーロを服用する副作用でEDになってしまう可能性があります。
EDはED治療薬での治療が望ましいですが、ミノキシジルを使っている場合は飲めません。
ED治療薬もおなじように、血管を広げてペニスへと勃起に必要な血液を送る作用を持っているからです。
ミノキシジルとED治療薬を併用してしまうと、おなじ作用により副作用を強めてしまうため、併用はNG。
ED治療をおこなう場合は、ミノキシジルの利用をやめたのちにおこなうようにしましょう。
ミノキシジルは外用薬と内服薬の併用はできるの?
ミノキシジルには外用薬と内服薬の2種類がありますが、これら2つは併用できません。
外用薬は外から、内服薬は中からのアプローチで摂取しますが、最終的にはどちらも体内へと成分が吸収されて作用します。
おなじ有効成分に持っているため、併用してしまうと体内のミノキシジルの量が多くなり、作用が強くなって副作用が出やすくなっていしまうのです。
ミノキシジルを使用・服用してはいけない人
ミノキシジルには、その効果によって利用をしてはいけない人がいます。
・ミノキシジルにアレルギーのある人
・こども
・高齢者
・AGA以外の脱毛症
・キズ、湿疹のある人
・ガン治療患者
・こども
有効性はまだ確立されていないため、未成年者の利用はNGです。
・高齢者
治験時に、若年層に比べて副作用が出やすいという結果が出ました。
・AGA以外の脱毛症
AGA以外の脱毛症には効果を示さない場合があります。
・キズ、湿疹のある人
キズや湿疹部分に塗ってしまうと、キズや湿疹を悪化させてしまう可能性があります。
・ガン治療患者
ガンは血液から栄養を吸収して成長します。
血液量を増やしてしまうと、ガンが進行してしまう恐れがあります。
女性は外用薬1%が望ましい!
AGAは男性ホルモンによって引き起こされる脱毛症であり、男性に多く見られる症状です。
しかし、時には女性の患者がいることも。
女性ホルモンの減少に伴い、男性ホルモンの比率が増えて女性型男性型脱毛症(FAGA)を発症するのです。
FAGAの女性にも、ミノキシジルは有効となります。
しかし、日本皮膚科学会のガイドラインでは、女性は内服薬の服用はできず、外用薬は1%が最適とされています。
内服薬⇒服用NG
外用薬⇒ミノキシジル1%
こんな人はミノキシジルの使用・服用前に確認を!
ミノキシジルには、場合によって利用ができる人がいます。
・家族にAGAの人がいない人
・心臓や肝臓、腎臓に障害がある人
・甲状腺機能障害の人
・むくみのある人
・高血圧、低血圧の人
これらにあてはまる人は、利用をする前に、医師に相談が必要となります。
自己判断で利用をしてしまうと、以下のような影響が出てしまう恐れがあります。
・家族にAGAの人がいない人
AGAは遺伝性が高い脱毛症です。
そのため、家族にAGAの人が以内場合は、AGAではなく別の脱毛症の可能性があります。
・心臓や肝臓、腎臓に障害がある人
ミノキシジルには、血流を良くする作用があります。
また、代謝は肝臓でおこなわれるもの。
そのあめ、心臓や肝臓、腎臓に障害がある人は影響を及ぼしやすくなります。
・甲状腺機能障害の人
甲状腺疾患による脱毛症の可能性が高く、AGAではない場合があります。
・むくみのある人
むくみが増強されてしまう可能性があります。
・高血圧、低血圧の人
ミノキシジルは血管を広げて血流をよくします。
それに伴い、血圧に変化がおこります。